
「フリーランスになると、実際のところいくら貰えるの?」
「契約ってどういう条件で行われているの?」
一番気になるところだと思います。
そんな疑問に答えます。
今回のテーマ
- フリーランスの年収の実際のところ
- 契約の条件
- 首都圏と地方の年収の違い
フリーランスのエンジニア歴10年以上の僕が実際のところを記事にしたいと思います。
この記事の信憑性のためにも、契約書の一部も公開しちゃいます。
フリーランスエンジニア(プログラマー)の年収の相場
とりあえず基準となる金額が首都圏だと月単価50万~60万ぐらいとみていいです。
なので年間12ヵ月フルで仕事があれば、売上が600万~720万ということになります。
これは、経験年数3年程度あった場合の大体の基準です。
50万は最低基準と思っていいいです。
首都圏で仕事している場合に、この金額以下の場合は
他の仕事をしたほうがよいでしょう。
ブランクがある場合や、自分の未経験の分野で経験を積みたい
とかいうのであれば50万で請けるのもありですが、
経験したスキルであれば、もう少し上の単価の仕事を請けましょう。
フリーランスの年収は、売上から経費を差し引いた部分が年収になりますが、
年間の経費を100万円とした場合、
年収は500万~620万となります。
この年収は20代で可能なので、首都圏でもシステムエンジニアの年収は400万程度の会社がほとんどなので、それよりはかなり良くなります。
リーマンショックの翌年に交わした契約書
リーマンショック後は、いまほど案件がありませんでしたが、個人の信用次第ではフリーランスでも仕事を得ることは可能です。
当時の契約書があったので一部を公開します。

契約書の他に注文書という書類があり、そこに条件が記載されています。

上の条件だと月に作業した時間が140時間から~180時間の範囲内であれば、契約書の金額である64万が支払われます。
月間140H~180Hの範囲を超えた場合は契約単価に時間×4000円プラスされ、もし少なければ逆に時間×4000円引かれます。
常駐型の契約だと大体こんな感じの契約になると思います。
首都圏と地方の違い
首都圏から外れた時点で大幅に単価は下がると思ってください。
地方では45万~55万ぐらいになるとみていいです。
エンジニアの仕事は地方になると極端に少なくなります。
僕のいる地方だと、フリーランスのエージェントで案件を探してもらっても、紹介してもらう案件はインターネットの求人でみたことある会社ばかりです。
その分、地方には金額以外に首都圏にはないメリットがあるので僕はよいと思っていまが、金額面はやはり首都圏が圧倒的に有利です。
さらなる年収アップを望むには?
- 複数案件を掛け持つ
- 副業を持つ
- エージェントを変える
複数案件を掛け持つ
一つの取引先にたいしての単価を上げるのはあまり現実的ではないし、非効率です。
会社員であれば、資格をとったら手当がでたりする会社もありますが、
フリーランスの場合は、それも見込めません。
となると、複数の案件を掛け持つか他に副業を持つかになってきます。
最終的にはリモートの仕事を複数もつのが理想だと思います。
これも地方だとなかなか難しいですが、首都圏では比較的容易です。
やはりフリーランスのエンジニアをするのであれば首都圏にいることをお勧めします。
副業をもつ
アフィリエイトなり、投資などの財テクで収入をアップする方法です。
エンジニアであれば、「自分でWEBアプリを開発しそこから収入を得る。」
なんてこともできるかもしれません。
とはいえ難易度は高めです。
エージェントを変える
これは、すでに良い条件の契約を結んでいるのであれば使えない方法です。
ですが、エージェントにはいる手数料が割高だと同じ仕事をしていても単価がまるで違うなんてことになるので、エージェント選びは慎重にする必要があります。
フリーランスになりたての頃は、所属してた会社の雇用形態を変更し、請負契約にしたのですが、今思えばそこでの条件が悪すぎました。
とはいえ正社員のころよりは格段に貰えたのでなにも気にしてなかったのですが
今振り返ると「無知による損失」は大きいものだと感じます。
当時は売上の25%ぐらいは手数料で支払われていたと思います。
そのせいで単価も50万にぎりぎり届かないぐらいになってました。
優良なエージェントであれば、手数料率が10%前後のところもあります。
もし、首都圏で単価が50万いかないのであればエージェントの変更を検討しましょう。
いま僕もエージェントを利用してますが、とても便利ですので利用されるのをお勧めします。